天然海域でのカキの採苗器です。
2024/2/14 種牡蠣採苗器クペル入荷しましたクペルは海中に浮遊する牡蠣の幼生を付着させるための基質です。
日本ではホタテの貝殻を採苗器として用い、ホタテの上で牡蠣を育てるのが一般的でしたが、クペルは柔らかいプラスチックで均一に成形されており、種苗を剥がした後も繰り返し使用することが出来ます。
シングルシード(一粒種牡蠣)生産に最適な採苗器です。
特長
特長1軽量プラスチックで均一成型
ディスクの材質は軽量なポリエチレン製です。牡蠣の付着に最適な形状で均一に成形されています。
手で簡単に曲げられるほど柔らかく、種牡蠣を剥がしやすい構造になっています。
特長2繰り返し使用可能
耐用年数は約5年。使用しない時期は日の当たらない涼しい場所で保管頂くことで、毎年繰り返し使用頂くことが可能です。
導入の際の注意点
ご使用の前に3週間程度海に浸けておいて頂くことで、プラスチック特有の臭いが消え、牡蠣が付着しやすくなります。
新品をそのまま使用すると、牡蠣が忌避する傾向が見られます。
仕様

ディスク素材 | PE |
ディスク枚数 | 47枚 |
ディスク厚み | 1.2mm |
重量(1本) | 1,048g (軸含む) |
軸サイズ | φ22mm (16A塩ビパイプに相当) |
耐用年数 | 約5年 |
導入事例
フランスでの干潟採苗
フランスの牡蠣生産で有名な西海岸地域では、カキの採苗にクペルが広く使用されています。
フランスでは8月にクペルを設置し、翌年3月までの8ヶ月間種付を行います。
干満差が大きい海域では干潮時にはクペルは完全に干上がり、強い種苗が残されます。

天然海域だけでなく、養殖場内での人工授精の現場でもクペルは使用されています。
剥がすタイミングは養殖業者様によって異なりますが、凡そ3~10mm程度の大きさで剥がされます。
あまり長期間付着させていると、自身の大きさに耐えられず自然に剥がれ落ちてしまいます。
手作業でも剥がせますが、専用のデトロクペルを使用すると、種牡蠣を効率的に収集できます。


資料請求

お問い合わせ
製品の仕様について、価格・お見積り・納期についてのご確認や、導入検討のためのご相談、デモのご依頼など、お気軽にお問合せください。