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コンテナ吊り具(スプレッダー)の安全確認していますか?

国内は勿論、世界中を素早いスピードで走り回るコンテナ船。皆さんの生活に直接関係する貨物がコンテナの中には含まれておりますね。今までもコンテナが故障、落下、規制などにより港湾に止められた場合、入港待ちの船舶やコンテナを受け取りに来たトラックなどの遅延に繋がり大問題に何度もなってきました。そこで備えあれば憂いなし、安全確認は正しく行いましょう!

目次

全てのコンテナ船に必要な安全確認なの?

現状ではコンテナバースでの荷役にガントリークレーンを使用するような大型船に関しては特に規制はありません。
本船にクレーンが設置されていて、自分でコンテナスプレッダーを使用する船舶に関しては年次検査(推奨)、2年毎の検査(必須)と言われております。

安全証明にいったいどんな証書が必要なの?

あくまで

「本船のコンテナスプレッダーがしっかり機能している調査を行いました! 」

と言う証明書です。シンガポールMORDEC社のインハウス証書、もしくは第3社期間RINA船級からの証書となります。

対象のコンテナのサイズは?

コンテナと言えば一般的に20フィート、40フィートがイメージされますが、もちろん特殊なサイズのコンテナにも使用が可能です。
特殊サイズのコンテナの場合はテストの際に計測する負荷を変更するだけですのでお気軽にお問合せ下さい。

それでは実際に計測してみましょう!

1.お手元にコンテナスプレッダー計測キットをご用意ください

2.安全の為、テスト前にコーナーキャスティングのロック(緑色)を確認してください

3.それではスプレッダーバーを取り付け、手動でロック(緑色)してください

4.油圧シリンダーを各4か所に挿入(設置)します

5.レベリングプレートを挿入して、隙間が均等になるようにします

6.MORDEC社製HPUとコントロールパネルで均等に力を加えます

7.20フィート(25Mpa)40フィート(28Mpa)を5分間圧力低下無し確認します

8.完了したレポート、写真を担当の代理店へ御連絡下さい。1週間以内に証書を御準備致します

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